資産推移 - 大暴落から資産はどうなったのか?

2024年7月からOneStockアプリで金融資産の管理を始めました。

2024年7月の資産を100として、毎月の資産推移を管理しています。

 

7月の資産は主力の全世界株インデックスが円安効果(1ドル160円)も相まって高騰し、最高値を更新しました。

しかし、8月の日本をはじめ世界株の大暴落と、為替も円高に振れた影響で、主力の全世界株インデックスも大きく値を下げ、資産は見事に下落しました。

 

とは言うものの、私のアセットアロケーション

  • 安全資産60%
  • リスク資産40%

と超保守的なので資産全体でみると、そこまで大きな痛手にはなっていません。

 

8月の大暴落時には高配当銘柄の個別株を少しだけ買い増しました。本当はもっと買い増ししたかったのですが、あまりにも凄い暴落で手を出せなかったです。

そしてあっという間に株価は上昇してしまいました。即断即決できない私の性格は個別株投資に不向きであることをあらためて認識しました。

 

やはり私の性格には、”ほったらかし投資”(=インデックス投信 × 分散投資 × 積立投資 × 長期保有) が最適解です。20年近くもインデックス投信を分散して積み立ててきているので、大暴落時は安く多くの口数を買えてラッキーという感覚でいつもと変わらずに過ごすことができました。

 

今回の大暴落で特徴的だったことは、大暴落から株価の戻りがとても速かったことです。

私はインデックス投信の積立を毎月積立ではなく、毎日積立に設定しています。

毎日積立なので、今回のような瞬間的な大暴落時にインデックス投信の口数を多く買うことができました。微々たるものですが。。。

 

瞬間的な大暴落と同じ、瞬間的な大高騰もあるかもしれないので、長期で見れば毎月積立も毎日積立も損得に大した差はないと思います。

ただ、毎日積立の方が相場がどんな局面でも毎日買い続けてくれるので、私の精神面と感情面では毎日積立の方が良いかなと思いました。

 

購入した米国社債が・・・倒産⁉

先月7月に初めて米国社債を購入しました。

その社債は、インテルIntel)です。

しかし、購入から僅か2週間後にヤバいニュースが飛び込んできました。

 

インテルショック、半導体に広がる 株「50年ぶり下げ」 - 日本経済新聞

 

インテルIntel)は、8月2日の米株式市場で前日終値に比べ約26%下落しました。

主な要因は以下のようです。

  • 売上見通しが市場予想を下振れ
  • 従業員数削減(全従業員11万人の15%、15,000人の削減)
  • 配当支払いの停止
  • インテルIntel)第13世代・第14世代のCPUへの欠陥指摘

 

2000年代初頭までCPUといえば「インテル入ってる」のCMでお馴染みのインテルが独占していましたが、今ではAMD社のRYZENの追い上げも激しいです。私もコストパフォーマンスが良いという理由で「インテル入ってる」ではなく「RYZEN入っている」PCを購入しています。

 

さらには人工知能AIアプリケーションで使用される画像処理半導体GPUに対する需要が急増する一方、インテルの主力製品であるCPUへの需要が減少しているようです。

 

インテル厳しいです。

だから銀行から借り入れるのではなく、より融通の利く社債を発行しているわけです。

 

インテル社債を購入する際は、「業績厳しいかもしれないけど、あのインテルなら大丈夫でしょ」と超楽観的に考えていました。

その結果、社債の償還日まで「頼むからインテル持ちこたえて!」とハラハラしながら祈る毎日です。

 

私のリスク資産の9割はインデックス投信のためインカムゲインはほとんどなく、将来のキャッシュフローで入ってくるものは年金くらいです。

 

インデックス投信を定率で取り崩して生活すれば良いだけのことですが、理屈ではわかっても金融資産が減っていくことが数字で顕著になると精神的には辛いだろうし、変に節約の意識が働いて人生を楽しめないような気がしています。

 

そのため、徐々にインカムゲインを得ることができる金融商品を購入し始めています。

主に高配当の個別株や米国債社債です。

そして、そのひとつが米国社債インテルでした。

 

インテル社債(購入時)

  • 償還日    2026年2月
  • 利回り    4.87%
  • 発行体格付  A-(S&P) / A3(Moody's)

 

購入時の発行体格付はA-(S&P) / A3(Moody's)でしたが、僅か2週間ほどでBBB+(S&P) / Baa1(Moody's)まで格付が下がりました。

 

BBB (S&P) / Baa (Moody's)以上の格付は「投資適格債」と呼ばれ、信用リスクが低く債務不履行(デフォルト)の危険が投機的等級の商品よりも小さいとされるようです。

他方で、BB (S&P) / Ba (Moody's)以下の格付は「投機的格付債」または「投資不適格債」とも呼ばれるようです。

 

インテルは今のところは「投機的格付債」ではないですが、今後は怪しいかもしれないです。

 

初めて米国債社債を買うにあたり注意したことは、米国社債は短期を、米国債は中長期のものを買うことだけでした。(既に持っていた米ドルで米国債社債を購入しているので為替は考えていません)

社債は1企業の債権なので、中長期で債権を保有することはリスクが高まるため、短期償還のものだけにする

・対して米国債は米国の債権なので、さすがに米国が破綻する可能性は高くないと想定して中長期のものを購入

 

米国債社債を初めて購入しましたが、比較的安全といわれる債権でも一定のリスクは当然あることを身をもって経験して、また一つ学ぶことができました。

 

今の悩みは、最近の円安の現状で日本円を米ドルに換えて、4%程度の利回りがある中長期の米国債を購入するかどうかです。長期で見れば為替も円安にも円高にも振れる時期はあるので、日本円を銀行で貯金しているよりは米国債を購入した方が良いとは思うのですが、まだ踏ん切りがつかないです。

 

悩んでいるうちに米国10年債の利回りも2023年ピークの5%から4%を下回り、3.8%まで下がってしまっています。。。

 

FIREともセミリタイアとも違う、心地よいバランス

巷では、『FIRE』、『早期リタイア』、『セミリタイア』、さらにはFIREの中にも『サイドFIRE』やら『バリスタFIRE』やらと、経済的自立とその後のライフスタイルに対する呼称と考え方が様々あるようです。

 

それぞれの考え方と自分が目指していることを当てはめようとしてもしっくりこないので、自分なりの考え方を整理してみました。

 

巷の考え方は様々ありますが基本的には経済的自立と働くことに対するスタンスを表しているようなので、私は経済的自立後に働くことに対してどのようなスタンスを取りたいのかを考えました。

 

  1. 経済的自立をして、働くことをやめる
  2. 経済的自立をして、今と同じ働き方で、同じ仕事をする
  3. 経済的自立をして、今と同じ働き方で、異なる仕事をする
  4. 経済的自立をして、今と異なる働き方で、同じ仕事をする
  5. 経済的自立をして、今と異なる働き方で、異なる仕事をする

 

とりあえず、5つに分類してみたところ、私には5つ目の「経済的自立をして、今と異なる働き方で、異なる仕事をする」が今はしっくりきます。

 

「経済的自立をして、今と異なる働き方で、異なる仕事をする」をもう少し自分の言葉で表現すると、

 

経済的自立をして、ゆとりのある働き方で、楽しめる仕事をする】

 

といった感じになります。

 

経済的自立”、”ゆとりのある働き方”、”楽しめる仕事”って自分にとっては何だろうと考えてみるとより具体的になってきました。

 

経済的自立
  • 資産収入が生活費を上回る状態が一般的に言われる経済的自立ですが、私の場合、リスク資産の大半がインデックス投信です。私のインデックス投信に分配金はありません。仮にインデックス投信が毎年4%成長すれば、その成長分だけを取り崩して生活することはできます。しかし4%ルールやらが本当にこれからの将来でも通用するのか不安なので、次のような別ルールを私なりの経済的自立に置き換えました。
  • 金融資産からの収入と金融資産の取り崩しで100歳まで十分ゆとりのある生活ができる(リスク資産の大半を占めるインデックス投信は成長率ゼロの前提)
  • かつ、100歳時点でゆとりのある生活を送るための生活費が10年分残っている

 

ゆとりのある働き方
  • 働く時間の”量”と”時間帯”に自由度が高い働き方
    • 量は、週25時間程度
    • 時間帯は、基本自由
  • 働く場所
    • 原則リモートでどこからで働くことができる
    • 自宅から働こうが、旅先から働こうが、海外から働こうが、時にはオフィスから働こうが、働く場所を自分で自由に決定できる

 

楽しめる仕事
  • やっていて”面白い、楽しい、やりがい”を感じる仕事を通じて、収入を得ている
  • 仕事の内容を”面白い”と思えて、その仕事に取り組むことを”楽しむ”ことができ、その仕事に”やりがい”を感じられる
  • 仕事の内容が面白いと、自然と好奇心や興味関心といった知的欲求が芽生え、自ら進んで学び、学んだことを還元し、より役立つことができる、そんな良いサイクルが理想

 

元々は仕事が嫌いで早くリタイアするためだけに経済的自立を目指していました。

 

しかし、経済的自立が少しずつ現実味を帯びてくると、完全早期リタイアして時間を作らなければ将来やりたいことをする時間が足りないのだろうか?、そもそも早期リタイアして何がしたいのか?、そんなことを自問自答するようになりました。

 

経済的自立は手段であるべきところを目的にしてしまった典型的な「目的と手段の混同」パターンです。

 

今の私は完全にリタイアしたいのではなく、「経済的自立をして、ゆとりのある働き方で、楽しめる仕事をする」ことで、浮いた時間をもう少し自分や家族と楽しむことが、自分にとっての心地よいバランスだという結論に至りました。

 

実際どうだったのか? キャリア出口戦略の第一歩

先日、「現職を退職し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割を下げて転職する」ことを選択して、実際に転職しました。

 

キャリア出口戦略の第一歩になる『キャリアのダウンシフト』です。

 

『キャリアのダウンシフト』とは、自分の意志で、職位、役割・職責、仕事のペース・時間をダウンさせて”ゆとり”を得ること、と勝手に定義しています。それゆえ、収入もダウンすることになります。

 

実際に”ゆとり”のある働き方ができているか?

はい、確実に以前より”ゆとり”のある働き方ができています。

 

今回の転職先

  • 会社
  • 雇用形態 
    • これまでと同様にフルタイム正社員
  • 職位・役割・職責
    • 前職比2ランクくらいダウン
  • 仕事のペース・時間 
    • 労働時間は前職比50%程度の減少
    • 実際に働いている時間は週25時間程度
    • ペースもかなりのゆったり
  • 労力
    • 職位・役割・職責がダウンしているので仕事の難易度も低下
    • 求められる期待値(成果物の量・質・納期)も低下
    • プレッシャーはとても低い(寝ているときや休日に仕事のことを思い出すことはない)

 

『キャリアのダウンシフト』で得たものは、

  • 時間的なゆとり
  • 精神的なゆとり

です。

 

一方で失ったものは、

  • 収入の減少
  • 社会的地位の低下

です。

いずれも想定内のことです。

 

想定以上、あるいは想定外に感じているネガティブな側面もありました。

  • 今の自分のキャリアを知人や他者へ伝えることに、どことなく抵抗感がある(後ろめたいというか恥ずかしいというか・・・)
  • キャリアアップし続けている知人を見て、今の自分と比較してしまうことが増えた

といったところです。

 

いずれも、これまでの価値の尺度で他者と自分を比較していることから生じています。自分で選択したキャリアのダウンシフトであるはずなのに、未だに自分自身が変われていない、過去のままの自分であることに気づきました。

 

頭では理解できても、気持ちの整理と受け入れにはもう少し時間がかかりそうです。

サラリーマンが定年退職すると、突然無職になり、自分の社会的価値を喪失する、あるいは見失うこともあると聞きますが、似たような感じなのでしょうか

 

総じて『キャリアのダウンシフト』を選択したからこそ得られた効用に満足しています。特に仕事に余裕を感じることで得られる精神的なゆとりは大きいです。

 

キャリア出口戦略の第一歩は今のところ実行して良かったです。

何事も実行に移して、実際に体験することで分かることは多いです。

 

凡人が投資で確実にお金を増やしてきた方法

普通のサラリーマンで金融リテラシーも高くない凡人の私は若い頃、個別株で投資デビューしました。

やってみて分かったことは、個別株でキャピタルゲインを狙う投資は私の性格に全く合わないことでした。個別株に手を出してはいけない性格ということが分かりました。

 

私の性格と個別株投資の相性が悪い例

  • 小心者
    • 個別株を買った後、保有株の値動きに毎日一喜一憂する
    • 保有株の値が下がると、精神的ダメージが大きい
  • ケチで失うことは嫌い
    • 保有株の損切はできない(株の塩漬けが得意)
    • 保有株が下落すると落ちるナイフを掴み、血まみれになる
  • 素早い意思決定が苦手
    • 個別株の売買を素早く意思決定できず見事にタイミングを逃す
  • 短期の計画より長期の計画が好き
    • 株価を睨みながら毎日売買を考えることがストレスになる

 

個別株投資に翻弄されていたころ、故山崎元さんが提唱されていた『ほったらかし投資術』と、カン・チュンドさん著書の『毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』を読んで、”ほったらかし投資”の方が自分の性格と相性が良さそうと感じ、投資方法を変更しました。

 

ほったらかし投資

私の”ほったらかし投資”の手法を簡潔にまとめると次のようになります。

 

ほったらかし投資 = インデックス投信 x 分散投資 x 積立投資 x 長期保有

 

事前に方針を決め、インデックス投信で、投資対象と地域を分散させ、毎月一定額積み立て、ただひたすら保有し続ける至極シンプルな投資方法です。

 

事前方針は、私の場合、毎月の投資金額と、投資対象と割合、投資商品、だけ決定しました。

最終的な目標資産額と投資期間は当時は若くて想像もできず、特に決めませんでした。

  • 毎月の投資金額
    • 額ではなく、給与収入の変動に対応するために給与のxx%と設定しました。
  • 投資対象と地域の割合
    • 下のグラフが”ほったらかし投資”を始めたころの投資対象と地域の割合になります。
    • 今は、全世界株85%と先進国債15%でほったらかしています
  • 投資商品
    • ”ほったらかし投資”を始めたころはインデックスファンドの種類も今ほど充実しておらず、低コストの商品を選択しました(今でいうeMAXIS Slimです)
    • 今は、eMAXIS Slimの全世界株と先進国債権です。

 

事前方針ができれば、あとはオンライン証券で積立投資設定を行い、毎月自動的にインデックス投信を買い、保有し続けるだけです。

 

私にとっての”ほったらかし投資”メリット

  • 積立投資なので、売買に素早い意思決定は全く必要なし  
  • ひたすら買い続け、保有し続けるため、値動きに一喜一憂せずにすむ  
  • 長期運用なので価格変動に動じることはない
  • 値が下がると、同じ金額で多くの口数購入できてラッキーと思える 
  • 毎日売買のことを考える必要はなく、毎日証券口座にログインすることもしない
  • 一度、積立投資の設定を行えば管理の手間はかからない

 

ほったらかし投資の試練

良いことばかり言ってますが、”ほったらかし投資”には一つだけ試練があります。

 

それは、含み損です。

 

積立投資初期の頃、相場の値動きで必ず大きな含み損を抱える時期があります。

私はリーマンショック後から”ほったらかし投資”を始めたため、初期は10万円単位、100万円単位と、含み損が拡大した時期がありました。

逆に言うと、値が下がる中でひたすら買い続け、保有し続けたことで、安く多くの口数を仕入れることができました。その試練を乗り越えれば含み益も徐々に拡大するので、それ以降の相場変動は何とも思いません。

 

初期の試練を耐えるだけです。

 

初期の試練をブレずに乗り越えたことで、今は投資額に対して2倍以上の含み益が出ています。

リーマンショック級の暴落幅がきても含み損になることはないと思います。

いかに早く金融市場に参加するか、そして参加し続けるかが重要と実感しています。

 

キャリアの出口戦略⁉ 4つの選択肢

時間」と「場所」の自己裁量範囲を拡げるために、キャリアの出口を考えてみました。

 

これまでのキャリアは『上昇』させることを正として働いてきました。

『上昇』とは、地位であり、収入です。

何かをやりたいということはなく、『上昇』させるために次にやるべきことを考えて行動してきました。

 

結果、自分が辿り着けるであろう地点まで『上昇』させ、これ以上の『上昇』は能力の点でも気力の点でも、もういいかなという結論に至りました。

特に気力は、経済的自立が見えてきたころから『上昇』を目指して働くモチベーションに限界を感じていました。

 

では、これからどうするか?

考えた選択肢は4

  1. 現職を退職し、働くこと自体をやめる
  2. 現職を退職し、個人事業主として活動する
  3. 現職を継続し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割・職責を下げる
  4. 現職を退職し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割・職責を下げて転職する

 

それぞれ検討してみました。

1.現職を退職し、働くこと自体をやめる
  • 収入、労働時間、労力すべてゼロ
  • 働くことそのものが嫌なわけではない点、突然収入がゼロになる不安から却下
2.現職を退職し、個人事業主として活動する
  • 収入、労働時間、労力すべて減少(多くの案件を受けない、獲得もできないので)
  • 現職中もコンサルティング案件を兼業したことはあるが、個人事業主として継続的に仕事を獲得する難しさと、それに対する自信もない
  • 個人事業主活動は本業と兼務しながら徐々に確立させたいので却下
3.現職を継続し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割・職責を下げる
  • 収入、労働時間、労力すべて減少
  • 仕事をするかしないかをゼロイチで選択するのではなく、サラリーマンを継続しつつ仕事の役割・職責を下げることで、収入は減るが仕事に費やす時間や労力も減らすことができる
  • しかし、現職で職位を下げることは早期の役職定年みたいな感じで、自分も周りも仕事しにくい気がするので却下
4.現職を退職し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割・職責を下げて転職する
  • 収入、労働時間、労力すべて減少
  • 仕事をするかしないかをゼロイチで選択するのではなく、サラリーマンを継続しつつ仕事の役割・職責を下げることで、収入は減るが仕事にかける労力や時間を減らすことができる
  • 転職することで過去の周囲との関係性は気にせず、ゼロスタートできる
  • これまで6回も転職しているが、役割や収入を下げる転職はしたことがないため、後々後悔する可能性がある

悩んだ末、今回は

 

「4. 現職を退職し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割・職責を下げて転職する

 

を選択し、実行してみました。

『キャリアのダウンシフト』です。

 

キャリアの現状維持を続けている限り、時間と場所を自分で決めることができる幅は拡げにくいため、自ら前に進むために意思決定しました。

 

これからの人生での小さな一歩かもしれないけど、まずは踏み出してみることで新しい世界が見えることを期待します。

 

早期リタイア前の「もう1年症候群」3つの正体

早期リタイアの目標資産額に近づくと突然襲ってくる『もう1年症候群』。

『もう1年症候群』とは、もう1年働けば、もっとゆとりのある生活が将来できると考え、早期リタイアする時期を「もう1年、もう1年、・・・」と先延ばしにすることです。

私の『もう1年症候群』経験から、その3つの正体を暴きます。

  1. 機会損失 
  2. 尽きぬ欲求
  3. 結局、お金が大好き

 

1. 機会損失

このまま働き続ければ入ってくる収入をみすみす自分から手放すことの決断は本当に難しいです。サラリーマンにとっては既得権益のようなものなので。

一方で逆の見方をすると、これまで通りの働き方を続ける選択は、早期リタイアすることで獲得できるはずだった自由な時間を失うことになります。

早期リタイアの人生に余程明確な軸とか目的がないと行動に移すことは難しいです。早期リタイア後の人生に対して明確に定まった軸や目的がない私は「もう1年症候群」の囚人です。

 

2. 尽きぬ欲求

給与収入が上がるにつれ、資産が拡大するにつれ、2つの欲求が生まれます。

  1. 既にある興味の対象にさらなる深い興味が生まれる
  2. 新たな興味の対象が生まれる

欲求を満たすために、お金を必要とすることは多いです。「一度しかない人生、やりたいことを諦めたらもったいない」と考えてしまいます。

そんな尽きぬ欲求のために、もう1年、もう1年と、フルタイム正社員として働き続けている今日この頃です。

 

3. 結局、お金が大好き

「お金が大好き!」と公言する人はあまりいないです。そんなことを言うと軽蔑されるからでしょうか。

でも、自分はあえて言います。「お金が大好き!」です。

お金を稼いで増やすことも、そのお金を投資して増やすことも、大好きです。

お金そのものが好きというより、お金という分かりやすい価値指標で、お金が積みあがっていく過程を数字で見える化し、成長を実感できることが「お金が大好き!」の本質的なことなのかもしれないです。

例えるなら、RPGゲームのドラクエで経験値が数値で見える化され、経験値を上げることに夢中になるような感覚です。

 

段階的な働き方シフト

これらが私が直面している『もう1年症候群』の3つの正体です。

しかし、どこかで『もう1年症候群』とも折り合いをつける必要があります。

私のようなタイプは、段階的に働き方をシフトしていくことが心理的不安やストレスが少なく、それでいて自由な時間を徐々に増やしていける最適な方法かと考え、これから第1弾を実行してみるつもりです。