凡人が投資で確実にお金を増やしてきた方法

普通のサラリーマンで金融リテラシーも高くない凡人の私は若い頃、個別株で投資デビューしました。

やってみて分かったことは、個別株でキャピタルゲインを狙う投資は私の性格に全く合わないことでした。個別株に手を出してはいけない性格ということが分かりました。

 

私の性格と個別株投資の相性が悪い例

  • 小心者
    • 個別株を買った後、保有株の値動きに毎日一喜一憂する
    • 保有株の値が下がると、精神的ダメージが大きい
  • ケチで失うことは嫌い
    • 保有株の損切はできない(株の塩漬けが得意)
    • 保有株が下落すると落ちるナイフを掴み、血まみれになる
  • 素早い意思決定が苦手
    • 個別株の売買を素早く意思決定できず見事にタイミングを逃す
  • 短期の計画より長期の計画が好き
    • 株価を睨みながら毎日売買を考えることがストレスになる

 

個別株投資に翻弄されていたころ、故山崎元さんが提唱されていた『ほったらかし投資術』と、カン・チュンドさん著書の『毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』を読んで、”ほったらかし投資”の方が自分の性格と相性が良さそうと感じ、投資方法を変更しました。

 

ほったらかし投資

私の”ほったらかし投資”の手法を簡潔にまとめると次のようになります。

 

ほったらかし投資 = インデックス投信 x 分散投資 x 積立投資 x 長期保有

 

事前に方針を決め、インデックス投信で、投資対象と地域を分散させ、毎月一定額積み立て、ただひたすら保有し続ける至極シンプルな投資方法です。

 

事前方針は、私の場合、毎月の投資金額と、投資対象と割合、投資商品、だけ決定しました。

最終的な目標資産額と投資期間は当時は若くて想像もできず、特に決めませんでした。

  • 毎月の投資金額
    • 額ではなく、給与収入の変動に対応するために給与のxx%と設定しました。
  • 投資対象と地域の割合
    • 下のグラフが”ほったらかし投資”を始めたころの投資対象と地域の割合になります。
    • 今は、全世界株85%と先進国債15%でほったらかしています
  • 投資商品
    • ”ほったらかし投資”を始めたころはインデックスファンドの種類も今ほど充実しておらず、低コストの商品を選択しました(今でいうeMAXIS Slimです)
    • 今は、eMAXIS Slimの全世界株と先進国債権です。

 

事前方針ができれば、あとはオンライン証券で積立投資設定を行い、毎月自動的にインデックス投信を買い、保有し続けるだけです。

 

私にとっての”ほったらかし投資”メリット

  • 積立投資なので、売買に素早い意思決定は全く必要なし  
  • ひたすら買い続け、保有し続けるため、値動きに一喜一憂せずにすむ  
  • 長期運用なので価格変動に動じることはない
  • 値が下がると、同じ金額で多くの口数購入できてラッキーと思える 
  • 毎日売買のことを考える必要はなく、毎日証券口座にログインすることもしない
  • 一度、積立投資の設定を行えば管理の手間はかからない

 

ほったらかし投資の試練

良いことばかり言ってますが、”ほったらかし投資”には一つだけ試練があります。

 

それは、含み損です。

 

積立投資初期の頃、相場の値動きで必ず大きな含み損を抱える時期があります。

私はリーマンショック後から”ほったらかし投資”を始めたため、初期は10万円単位、100万円単位と、含み損が拡大した時期がありました。

逆に言うと、値が下がる中でひたすら買い続け、保有し続けたことで、安く多くの口数を仕入れることができました。その試練を乗り越えれば含み益も徐々に拡大するので、それ以降の相場変動は何とも思いません。

 

初期の試練を耐えるだけです。

 

初期の試練をブレずに乗り越えたことで、今は投資額に対して2倍以上の含み益が出ています。

リーマンショック級の暴落幅がきても含み損になることはないと思います。

いかに早く金融市場に参加するか、そして参加し続けるかが重要と実感しています。