実際どうだったのか? キャリア出口戦略の第一歩

先日、「現職を退職し、”ゆとり”のある働き方ができるように役割を下げて転職する」ことを選択して、実際に転職しました。

 

キャリア出口戦略の第一歩になる『キャリアのダウンシフト』です。

 

『キャリアのダウンシフト』とは、自分の意志で、職位、役割・職責、仕事のペース・時間をダウンさせて”ゆとり”を得ること、と勝手に定義しています。それゆえ、収入もダウンすることになります。

 

実際に”ゆとり”のある働き方ができているか?

はい、確実に以前より”ゆとり”のある働き方ができています。

 

今回の転職先

  • 会社
  • 雇用形態 
    • これまでと同様にフルタイム正社員
  • 職位・役割・職責
    • 前職比2ランクくらいダウン
  • 仕事のペース・時間 
    • 労働時間は前職比50%程度の減少
    • 実際に働いている時間は週25時間程度
    • ペースもかなりのゆったり
  • 労力
    • 職位・役割・職責がダウンしているので仕事の難易度も低下
    • 求められる期待値(成果物の量・質・納期)も低下
    • プレッシャーはとても低い(寝ているときや休日に仕事のことを思い出すことはない)

 

『キャリアのダウンシフト』で得たものは、

  • 時間的なゆとり
  • 精神的なゆとり

です。

 

一方で失ったものは、

  • 収入の減少
  • 社会的地位の低下

です。

いずれも想定内のことです。

 

想定以上、あるいは想定外に感じているネガティブな側面もありました。

  • 今の自分のキャリアを知人や他者へ伝えることに、どことなく抵抗感がある(後ろめたいというか恥ずかしいというか・・・)
  • キャリアアップし続けている知人を見て、今の自分と比較してしまうことが増えた

といったところです。

 

いずれも、これまでの価値の尺度で他者と自分を比較していることから生じています。自分で選択したキャリアのダウンシフトであるはずなのに、未だに自分自身が変われていない、過去のままの自分であることに気づきました。

 

頭では理解できても、気持ちの整理と受け入れにはもう少し時間がかかりそうです。

サラリーマンが定年退職すると、突然無職になり、自分の社会的価値を喪失する、あるいは見失うこともあると聞きますが、似たような感じなのでしょうか

 

総じて『キャリアのダウンシフト』を選択したからこそ得られた効用に満足しています。特に仕事に余裕を感じることで得られる精神的なゆとりは大きいです。

 

キャリア出口戦略の第一歩は今のところ実行して良かったです。

何事も実行に移して、実際に体験することで分かることは多いです。